2017年2月26日日曜日

流水のポイント①@はじめての魚釣り

4.清流の小物釣り
【流水のポイントと釣り方のコツ①】
 川釣りは当然ながら流れのある場所で釣るので、流れを読むことが大切になります。はじめは難しいのですが川の大まかな形、岸の形状、波の様子などを観察して魚の付き場であるポイントを探し、見極めましょう。



 上の写真は、僕が実際によく釣りに行く多摩川の支流の航空写真です。ヤフー地図からキャプチャーして書き込みを入れました。右上に「本流」と書いてあるのが多摩川です。この支流は左方向から流れてきて、右下に流れ下り、やがて多摩川に合流します。
 「三日月湖」とあるのは正式な名前でなく、旧河道に残された池状の溜まりです。もちろんここも釣りができるエリアですが、この三日月湖と「ホソ」については【止水のポイントと釣り方のコツ】をご参照ください。
 まず、写真中のポイント①~ポイント③をそれぞれ説明したいと思います。

【ポイント①】障害物を狙う(モツゴ、モロコ)
 最初のポイントですが、ビギナーの方には非常に分かりにくい、いきなり難度の高いポイントです。しかし必ず魚がいる重要なポイントでもあるので、何がポイントの要素なのか是非イラストも併せて見比べながら確認してください。
 まず、写真には写っていないのですが、この流れの手前に大ぶりの石が積み重なったちょっとした段差があります。この段差の影響で川の中央あたりに強い流れ(主流)が発生して、この流れが岸から倒れ込んでいる倒木のブッシュをかすめつつ流れ下っています。イラストで確認していただきたいのですが、この場所は岸の形が重要で、弧を描くように一度若干ワンド状にへっこみ、次にブッシュが岬状に飛び出ています。こういった岬状に飛び出た岸に流れがぶつかるときはその手前の淵に必ず反転流という主流とは逆の流れが生まれ、流れが溜まります。こういうところは落ち葉やごみなども溜まりやすく、当然魚のエサもたまります。つまり魚が集まるポイントでもあるので、要チェックです!



 もう一つは主流を挟んで対岸側にある水草エリアです。写真でも奥の水面にモヤモヤした影(水面のざわめき)が映っているのがわかると思います。水草はそれがヒシモでもキンギョ藻でもカナダ藻でもなんでもそれ自体が隠れ家となる障害物であり、当然酸素濃度が高く魚にとって居心地の良いエリアです。魚が産卵するのもこういった水草の場合が多いので、稚魚から成魚まで、小魚からそれを狙う魚食魚まで水草がある場所は重要なポイントになります。針が藻に絡むことも多々ありますが、水草際は注意深く狙ってみて下さい。

【ポイント②】流れを釣る(オイカワ、カワムツ、ウグイ)
 2番目のポイントは写真ではちょっと分かりにくいですが大きく曲がっている場所です。川は常に蛇行しながら流れますが、強い流れは必ずカーブの外側にぶつかります。護岸などがなくてもカーブの外側は岸際の底が深くえぐれて水深の深い「溜まり」の場所ができやすいので良いポイントになります。逆にカーブの内側は小石や砂がたまって岸からだらだらと川底の浅い部分が広がっていることが多いです。写真でも砂利が堆積して砂州のようになっているのがわかると思います。



 また写真の手前側が浅いチャラ瀬になっていますが、その瀬の手前部分というのは流れが緩くなりエサも魚も溜まりやすいポイントです。

【ポイント③】流れを釣る(オイカワ、カワムツ、ウグイ)
 3つ目のポイントは特に目立つものは何もありません。瀬とも淵とも異なりやや緩やかな流れが川幅いっぱいに滔々と流れている感じです。こういう流れというのは比較的水深が深く一定している場合が多いです。同じ川でも隣接する他エリアが浅くて魚をストックできない場合など、こういう静かな場所で魚が群れを作ってクルージングしていることがあります。


 こういう場所に魚がいるときは大抵「ライズ」と言って水面上を流れる、或いは空中を飛ぶエサ(川虫類)を捕食するための行動が目で確認できるものです。水面上に頭を出して何かを食べているので、晴れた日でも雨が降っているように水面に波紋が広がります。後で紹介しますが、このライズを見つけたら毛鉤釣りも楽しいです。

【ポイント④】流れを釣る(オイカワ、カワムツ、ウグイ)
 次は別の川なのですが、僕が晩秋になるとよくオイカワ釣りに行くポイントです。多摩川と異なり水質が良く水の透明度が格段に高いので非常に気持ちの良い川です。
 この川は写真の奥から手前に流れてきているのですが、ちょうど川幅の真ん中くらいに強い流れがあります。その流れが大きく蛇行する外側に定石通りブロック護岸が入っています。強い流れがぶつかっているので当然水深もあり、一方護岸が流れを遮る壁にもなることから魚が常に溜まる場所です。特にこの場所は写真でもわかるかと思いますが、全体に水深が浅いので、魚がたまるのは水深の深い主流(強い流れ)の筋に限定されます。そういう場合、ただ単に深く強い流れというだけでは釣りのポイントにはなりにくく、やはり強い流れが障害物(護岸)で遮られる場所、ということが重要です。



 下の写真は、また別の川ですが同じ意味でテトラポットの際やブロック同士の隙間などがポイントです。


 よく言われることなのですが、釣りの秘訣は「大場所では狭いところを、小場所では広いところを釣る」のだそうです。「大場所」、つまり広いところでは障害物の影などピンポイントを釣り、「小場所」、つまり狭かったり蛇行しているなどごちゃごちゃした川では流れの筋に仕掛けを乗せて長い距離を流すといった意味合いです。
 魚釣りとは魚探しです。ぜひ自分だけのポイント探しを楽しんでください。

 なお、釣り方の手順は【止水のポイントと釣り方のコツ】をご参照ください。基本的には止水に順じた釣り方をしますが、たとえ緩やかであっても流れの中ではベタ底で釣るのは良くありません。川底に沈む障害物に針が引っ掛かり(根がかり)やすいので深宙釣り以浅を心がけてください。

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