2017年2月16日木曜日

基本の道具@はじめての魚釣り

【1.基本の道具をそろえる】

 これからはじめて魚釣りをするために最低限必要となる道具を紹介しようと思います。
 そうは言っても釣ろうとする魚の種類や、釣りをする場所によって必要な道具は違うのですが、まずは比較的都市近郊の川で気軽にピクニックがてらの小物釣りを楽しむための道具を想定しようと思います。


ここで釣ろうとしている魚の種類は年長さん位の未就学児のお子さんでも楽しめ、彼らの手のひらにも乗せられるハゼやモツゴなど岸よりの浅い場所に群れている魚たちです。具体的な釣り方は別のページに紹介するので、ここではそれらの小物釣りに最低限必要な道具を簡単に列挙してみます。


【①釣竿】
3mのグラス製振出竿なら5歳位の子供でも扱えます。

  • 長さ3m前後の清流竿または渓流竿。万能竿と呼ばれる物でも可。
  • 40~60cmくらいの長さに仕舞える小継竿が便利。
  • 素材はグラス(グラスファイバー)でもカーボン(カーボンファイバー)でもどちらでもOK。グラスの方が少々重くても安価。
  • 釣竿の良し悪しをビギナーの方に伝えるのは難しいのですが、購入前に一度全部伸ばして軽く振ってみたときに、継ぎ目部分でカタカタ音がしたり、全体がスムーズに曲がらないものは最低限避けるべきです。
  • 釣竿について詳しい説明は「釣竿について詳しく知りたい」もご参照ください。

【②釣糸】
ナイロン製道糸の例(写真は0.8号の太さ)。

  • ナイロン1号の道糸。釣糸には「道糸(みちいと)」と「針素(ハリス)」の2種類がありますが、道糸用を準備してください。ハリス用と書かれていなければ道糸用と考えてOKです。
  • たくさん種類があって迷いますが、素材が「ナイロン」であればなんでもOKです。透明でも色付きでも構いません。値段が安いものでも十分です。

【③釣針】
ハリス付釣針の例(写真は「フナ針」)。
針のサイズは3号、ハリスの太さは0.6号と記載されています。

  • 「ハリス付」と呼ばれる予め釣針にハリスが結んであるものが便利です。
  • 釣針も種類が恐ろしくたくさんあるのですが、まずは「袖針(そでばり)」の3号~5号がお勧めです。(号数が大きくなるほど釣針が大きくなります。)
  • 袖針が万能で標準的な形なのですが、もし特定の魚を釣ることが決まっているのであれば、その魚の名前が付いたものでもOKです。例:ハゼ針、マス針など。
  • もう一つ重要なことがハリスの太さです。道糸よりも一回りか二回りくらい細いもの(号数の少ないもの)がついていることを確認してください。つまり道糸が1号の場合は、ハリスは0.6~0.8号が適正です。(号数が大きくなるほどハリスが太くなります。道糸も同様です。)ただし、道糸とハリスの太さの差が大き過ぎるとハリスが切れやすくなるのでご注意ください。
  • 一般的に大きな釣針には太いハリスがセットされるので、もし針が大きくハリスが1号以上になる場合は必ず道糸の太さを1.2号以上になるようにしてください。大きな魚が釣れた時に道糸が切られるのを、ひいては釣竿が折られるのを防ぐためです。

【④ヨリモドシ】
道糸とハリスを接続する金物の例。左から「丸環(まるかん)」、
「自動ハリス止め」、「ヨリモドシ」、「スナップ付きヨリモドシ」。

  • 「撚り戻し」。道糸とハリスをつなぐ金具です。サルカン、タル型サルカンなどの名称もあります。上下に付いている輪に道糸とハリスをそれぞれ結びます。色々なタイプがありますが、釣る魚が小さく使う糸も細いので小さなヨリモドシであれば何でもOKです。
  • ハリスの交換が簡単な「自動ハリス止め」という金具もあります。
  • 金具を用いずに道糸とハリスを直接繋ぐ方法もありますが、ヨリモドシがあると針(ハリス)の交換が比較的簡単です。

【⑤オモリ】
ガン玉オモリセットの例。

  • 「カミツブシ(噛み潰し)」または「ガン玉(がんだま)」と呼ばれるものです。球形またはラグビーボール型の鉛に縦に溝が切ってあって、そこに釣り糸を挟んで強く鉸めます。文字通り歯で噛んでオモリを糸に固定したことからカミツブシと呼ばれています。ただし鉛なので体には悪影響があると思われます。ペンチなどで挟むのが無難です。
  • 予め幾つかの重さ(大きさ)がセットになったものが便利です。

【⑥ウキ】
写真下部左:玉ウキ(脚付)、右:立ちウキ(トウガラシウキ)。
道糸に固定するためにはゴム管も必要。
写真上は「中通し玉ウキ」を使った仕掛け各種。

  • 細長い棒状の「立ちウキ」と球形の「玉ウキ」があります。まずは直径1cmほどの玉ウキがあればOKです。
  • 玉ウキには「脚付き」と「中通し」の2タイプあります。一般的なのは脚付きで、道糸をゴム管に通し、ウキの足もゴム管に刺すことで任意の位置(深さ)に固定します。ですから、脚付き浮子を使う場合はゴム管も同時に購入してください。立ち浮きの場合もこれと同じです。
  • 中通し玉ウキの場合、玉ウキの中心を貫く穴が開いているので、道糸をこの浮子の穴に直接通し、爪楊枝の先を切って穴に刺してウキの位置を固定します。
  • ウキについて詳しい説明は「ウキについて詳しく知りたい」もご参照ください。

【⑦魚籠(ビク)、バケツなど】
  • 色々なタイプがあるのでお好みで良いのですが、釣った魚を食べるのでなければ水につけて生かしておけるタイプを選んでください。バケツに入れて(水温上昇や酸欠を防ぐために)こまめに水を替えたり、簡易的なブクブクを併用する方法もあります。
  • もちろん釣ったその場ですぐ逃がすなら魚籠は必要ありませんし、ハゼなど食べる目的なら小型クーラーボックスと保冷材の準備をお忘れなく。

【⑧小物類】
  • 仕掛け巻:作った仕掛を巻いておくもの。無ければ別に段ボールや厚紙でも構いません。
  • 道具箱:道糸や針、仕掛け巻など一式をまとめておける適当な大きさの箱があると便利です。釣り用にこだわる必要もありません。実用面だけならタッパー型のプラスチックの箱でも十分です(防水性が高く便利)。
  • ハサミ:案外忘れがちなのがハサミです。これも釣り用に限る必要はありませんが、小型のハサミは必須です。
  • ペンチ:これは必ずしも必須ではないのですが、オモリを道糸に挟む際に小型のペンチがあると便利です。もちろん歯で噛んでも、指先で力任せにつけても良いのですが、鉛ですからあまり口に入れない方が良いでしょう。ハサミと小型ペンチの両方の機能を持つ専用の物も販売されています。
  • タオル類:手を拭いたり、釣竿を仕舞うときにさっと汚れや水気を払うのに使います。普段使っているもので構いませんが、手ぬぐいなど薄手のものが便利です。
  • 偏光グラス:サングラスでも良いのですが、水面の光の反射を抑える偏光グラスがあるとウキも見やすく、また水中の様子や魚を見つけるのに役に立ちます。しっかりと紫外線をカットするレンズを選んでください。目の保護のためにも普段眼鏡をしない人でも何らかのアイウェアを必ずご用意するべきです。当然お子様用も用意するべきでしょう。
  • 日焼け止め、虫よけ剤、虫刺され薬等。またバンドエイドくらいは持っていた方が良いかもしれません。
  • 折畳イス:もちろん必須ではありませんが、一か所にとどまってじっくり釣る場合にはイスがあると便利です。

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