2017年2月18日土曜日

ハゼの生態と釣期@はじめての魚釣り

3.潮入り川でハゼを釣ろう
【ハゼの生態と釣期】


 ハゼ釣りを楽しむ上で知っておくべきことはそれほど多くありません。最も重要なことは、ハゼは潮入り川、つまり川の下流域の汽水域(海水と淡水が交わるところ)に棲むということです。海にも生息しているのですが、ここで釣りの対象として考えるのは河川内に限定したいと思います。つまり潮の干満が影響する河川下流域や河口、運河などが(釣り人目線での)ハゼの生息域と考えて良いでしょう。

 ハゼは特に東京では昔から馴染みの深い魚です。江戸前小物釣りの中心と言っても良いかもしれません。まぁ小難しいウンチクはさておき、多くの人に愛される最大の理由は、その愛らしい姿ではないでしょうか。

このハゼは体長7~8cmでしょうか。7月頃のハゼです。
ずんぐりした体系とくりくり目玉が愛らしいですね。

 次に1年のサイクルでハゼの動きを俯瞰してみます。
 早春、河口部の深い場所で生まれた稚魚は初夏の頃になると次第に岸寄りの浅い場所へ集まるようになります。東京近郊で実際に釣りができるようになるのは6月後半辺りからで、春に生まれたハゼがすでに3~5cm位にまで成長しています。この頃のハゼを「デキハゼ(出来鯊)」、「デキハゼ釣り」と呼びます。

 夏から秋にかけて同じように浅い場所で貪欲にエサを食べながら日一日と成長を重ねるので、この期間は非常に釣りやすいと言えます。ちょうど夏休みの頃は水際に立てば目視できるくらい近くにたくさん群れています。その後、9月のお彼岸の頃には10cm前後にまで成長して、「彼岸ハゼ」と呼ばれます。
 ハゼは食べても美味しい魚なので釣った魚を持ち帰る人も多いと思いますが、出来ハゼはから揚げ、彼岸ハゼはてんぷらがお勧めです。

夏は岸よりの水深10cm位の場所にも群れています。

秋が深まるにつれハゼは次第に川の深い場所へ生息域を移していきます。11月くらいになると15cm程度にまで成長するのですが、この頃のハゼは「落ちハゼ」「落ちハゼ釣り」と呼ばれ、岸から延べ竿で簡単に釣るのは難しくなり川の流心近くの深い場所を狙わないと釣れない、ベテラン向きの釣りとなります。

難度が上がりますが、11月後半になると15cmを超える大型が狙えます。

 冬、水温が下がると沖の深場でもあまりエサを食べなくなり、産卵し、多くが死滅すると言われています。アユなどと同様「年魚(ねんぎょ)」と呼ばれる寿命一年の魚ですが、中には生きながらえてより大型に育つ個体もあり「ヒネハゼ」と呼ばれます。

 したがってハゼ釣り入門をするのであれば、夏から秋にかけてがおすすめです。

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