【瀬や流水の魚:オイカワ、カワムツ、ウグイなど】
夏のオイカワたち。下の鮮やかな魚が婚姻色の出たオス。 |
先に紹介したモツゴ、モロコ、フナなどが緩い流れや池や湖沼などの止水を好んでいたのに対し、今回紹介するのは流水を好む魚たちです。浅く流れの早い瀬や落ち込み回りなど流れが複雑で難しいポイントもありますが、流れゆく川の中で釣る爽快感は何物にも代えがたいものがあります。
【オイカワ】
オイカワ |
一年を通して釣れる魚ですが、夏の早瀬にサンダル立ち込んで流れの飛沫を受けながら釣る清涼感は病みつきになります。冬は深場へ移動し難度が上がるので6月から11月くらいまでがお勧めです。
7~15cmくらいのものがよく釣れますが、まれに15cmを超え18cmくらいあるものも釣れることがあります。
【カワムツ】
カワムツ |
オイカワとほぼ生息域が重なるのですが、どちらかと言えばカワムツの方がより渓流に近いところに棲むような気がしています。体つきはオイカワと非常に良く似ていますが体色の違いで見分けがつきます。
大きさもオイカワとほぼ一緒ですが若干カワムツの方が大きくなるようです。まれに20cmほどの大物が釣れることがあります。
狙うポイントはほぼオイカワやカワムツと一緒なのですが、それらとウグイが一緒に連れることはほとんどありません。あるポイントで釣りをしていてオイカワが釣れる日はウグイは釣れない一方、同じ場所で別の日にウグイが釣れてオイカワが釣れないこともあります。水の中では僕らの想像以上に複雑な棲み分けがなされているのでしょう。
ウグイの婚姻色もオイカワとは違った意味できれいで、体色が黒っぽくなったうえで体の横に鮮やかなオレンジのラインが浮き出ます。
ちなみに最大40cmと紹介しましたが、そういう個体は数が少ない上、通常川の深い場所を回遊しているので簡単には釣れません。ここで対象にしているのは10~15cmのオイカワと同サイズのウグイです。
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