【市販の仕掛けを使ってみよう】
釣竿が用意出来たら次は仕掛けですが、簡単に済ませるなら釣具屋さんで販売されている完成品の仕掛けを利用する方法もあります。
仕掛け作りは決して難しいことではないので自分で作れるようにした方が良いですが、とりあえず簡単に始めるなら市販の仕掛けが便利です。
釣具屋さんで上の写真のような完成品の仕掛けを購入してください。この商品は実際の仕掛けが仕掛け巻きに巻かれ、玉ウキと予備の針がセットになっている便利なものです。
購入の際、注意する点はパッケージ台紙の上の方に書いてある数字です。それぞれ注意点を書き出してみます。
- 「袖針 3号」と書かれていますが、これは釣針の形状と大きさを表しています。この仕掛けは万能な袖針を用いていますが、仮に「ハゼ釣り」用の仕掛けを買うなら「ハゼ針」がついているかと思います。針の大きさは小物釣りなので3~5号が一般的でしょう。
- 「幹糸 0.8号」。「幹糸」と言うのは「道糸」と同義と捉えて結構です。普通「幹糸」と言う場合は針が複数本付いた「枝針仕掛け」の時に用いる呼び名です。
- 「ハリス 0.4号」。ハリスの太さです。
- 「全長 2.1m」。仕掛けの全長を表していますが、自分で使う釣竿に適した長さを購入してください。自分の竿より長い仕掛けを購入した場合は釣竿の長さに合せて仕掛け上部(針の反対側)を切って使います。その際、仕掛けを釣竿の穂先に接続するための「チワワ」を新たに作る必要があります。チワワは「8の字結び」で簡単に作ることができます。
以上の内容については【1.基本の道具をそろえる】をもう一度読んでいただけるとわかりやすいと思います。
また、実際に釣りをしていると糸が切れたり絡んだりして仕掛けを作り直す必要も出てきます。そんな時のためやはり自分で仕掛け作りができるようにしておくことが賢明と言えます。仕掛け作りにもぜひ挑戦してみてください。
*以下、追記(2018/07/17)
先日、数家族の子供七人をあつめてハゼ釣り大会を行いました。はじめて釣りをするお子さんも半数の3人いたのですが、ここで紹介した市販の仕掛けを利用したところ、ちょっと気になるデメリットが分かってしまいました。
それは小物釣り用の仕掛けと言うことで全体に繊細な作りになっているのですが、そのことがかえってビギナーには使いにくいようです。
道糸0.8号に極小ガン玉1つの軽い仕掛けは、慣れない子供には案外扱いが難しいようで、オマツリ(糸が絡むトラブル)が多かったです。
一方、昨年参加してくれたお子さんたちは、僕が昨年作った仕掛けをそのまま用いたのですが、そちらはほとんどトラブルフリーでした。
ちなみにその仕掛けは、道糸1.5号でウキを用いず比較的重たいオモリを使った脈釣り仕掛けです。
小物釣りだからと言って繊細な仕掛けを用いるのは、かえってビギナーには扱いにくいものだと改めて認識しました。(こちらもご参考にしてください⇒「3.潮入り川でハゼを釣ろう【ハゼ釣りの仕掛けとエサ】」)
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