2015年5月11日月曜日

ウェット縛りの忍野釣行

10日の日曜日は桂川忍野へ行ってきました。
本来、フライフィッシングのレッスンをご希望するゲストがいらっしゃったのですが、体調不良とのことでキャンセル。
時間は空けていたので、他に予定が入ることもなくそのまま一人で釣行しました。

ターキーを使ったウェットフライ

グラウスを使ったウェットフライ

そこでちょっと変わった練習(?)にチャレンジ。
前回の忍野で、ウェットフライを使ってファンキーなブルッキー(ブルックトラウト)が釣れたので、それにあやかって今回はライズフィッシングのメッカ・忍野で一日を通してウェットフライを使い続ける!というゲーム(笑)。


天気は晴れ。時折サーッと強い風が吹き抜けますが、それほど大きな影響はありません。
最高気温は21℃。水温は一日を通しておよそ14℃。
ゴールデンウィークから好天が続き、連日攻め続けられているのでそろそろ雨で環境が変わってもいいのにな、なんて思いつつ準備。


陽光を透す柔らかな青葉が美しいですネ。秋の紅葉も良いですが、初夏の新緑のグラデーションも見事です。


さて、釣りですが、前回に比べるとハッチしている虫の量はまた一段と増えてきたのがわかります。
ただし不思議とライズそのものは前回の方が多かったような印象を受けました。
当然ちょっとシビアな状況です。
こういったドピーカンでミッジを捕食しているライズと言うのは、ちょっと難しいですね。

でもまぁ、今日のテーマはウェット。
あちこちさ迷い歩きつつ、ミッジへのライズを尻目に僕は10番~14番のフックにまいたウェットフライを流し続けました。

昼間は厳しかったナァ。ようやく釣ったイッピキ!

やはり(忍野らしい?)流れの緩い場所と言うのは、クラシックなスタイルのウェットフライでは難しいので、流れの強いところを集中的に流します。
緩い場所をウェットで狙うなら、小さなフックに巻いたソフトハックルが良いですね。

状況的に当然と言えば当然なのですが、昼間の時間帯はさすがに厳しかったですね。
それでもストライク(当り)は結構ありました。但しヒットまで至らない。
ウェットフライの場合、当りはあってもフッキングしない状況と言うのは、大きく三つの理由が考えられます。
一つ目は、魚が小さいこと。単純にフッキングしないだけ。
二つ目は、はフライが泳ぐ(流される)速度が速すぎること。
三つ目として、早合わせ。

ウェットフライを使っていて、当りはあるのにフッキングしないと感じたら、まずはこの3つを思い出して対処すると良いと思います。


ちなみに今回は早合わせが如何にフッキングミスを引き起こすかということが良く分かりました。
白く目立つフライを選んで、水中でのフライの動きを確認しながら釣っていると、フッと魚が浮いてきてパクッという状況が数度繰り返されました。
そこで焦って、或いは驚いて手を動かしてしまうんですよねぇ・・・、するとやはりフッキングしません(涙)。


逆にイブニングタイムとなり、水中のフライが見えなくなるとしっかりフッキングするようになって(笑)、ポンポンポンと続けて3尾!
目に頼らないと言うのは重要なことですネ。

それにしてもウェットフライって・・・使えば使うほど分からなくなってきます(笑)。
論理的に説明するのは不可能と言えるでしょう。
そのわけ分からないか感じがまた、ウェットフライの魅力なんだナァ♪

今回、僕はウェットフライを半ば意地になって(笑)使い続けましたが、その甲斐あって新たな発見もすることができました(内緒ですけどネ、笑)。
忍野のように魚の多い釣り場はどんなスタイルの釣りであっても、それなりに反応してくれます。
ミッジングでひたすらマッチ・ザ・ハッチに徹するのも良いですし、ニンフで通すのアリでしょう。
またこれから梅雨を経て夏のパターンになったら大型ドライフライで迫力のライズを狙うのも楽しいものです。
フライフィッシング(トラウトフィッシング)の基本を押さえた上で、何かにこだわって自身のゲームを作るのもまたフライフィッシングの魅力と言えるのではないでしょうか。
どうぞ、ご自身のスタイルで自由にお楽しみください。
Keep casting!

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