キラーバグやフェザントテイル・ニンフ同様、オリジナルフライはイギリスの伝説的なリバーガイド、フランク・ソイヤー氏の考案によるものです。
タイイングの方法はほとんどフェザントテイル・ニンフと同様です。
レッドスピナーはドライフライゆえにハックルを巻きますが、それ以外はすでにフェザントテイル・ニンフで経験したとおりです。
【マテリアル】
*F・ソイヤーによるオリジナルパターンはテイルがホワイト、ハックルがレッドブラウンとなっていますが、ここではより汎用性の高い方法・マテリアルとしました。
- フック: #14(~#18)
- スレッド: レッド
- テイル: フェザントテイル又はコックハックル(ホワイト)
- ボディ: フェザントテイル
- ハックル: グリズリー又はレッドブラウン
【タイイングの手順】
1.バイスにフックをセットする。 (フックシャンクが水平になるように。) |
2.スレッド(赤)を下巻きする。 (この時、余分のスレッドをフック後端に残しておく。) |
3.フェザントテイル・ファイバーを切り出し、フックシャンク の後端に巻きとめ、スレッドを前方へ移動しておく。 |
4.フェザントテイル・ファイバーをボディに巻き、 前方で巻きとめ余分をカットする。 |
5.フェザントテイル・ニンフのリビング(コパーワイヤ)の 要領で、フック後端に残しておいたスレッドでボディにリビングする。 |
6.リビングしたスレッドの余分をカットし、ハックルを結ぶ。 |
7.アイに向けてハックルを巻き、スレッドで固定する。 (ハックルが前後重なったり、ねじれたりしないように注意。) |
8.完成。 |
①上の【タイイングの手順】で紹介している写真のビデオ。
②テイルにコックハックルのファイバー(ホワイト)を用いたビデオ。
*このフェザントテイル・レッドスピナーは、ドライフライの基本とも言えるシンプルなフライです。
今回のビデオでは#14番フックに巻いていますが、シンプルな分、小さめのフック(#16~#20)に巻いておくと特に春先には有効なフライになります。
(#16番に巻いたフェザントテイル・レッドスピナーはパドルフリークス・アウトフィッター・ウェブショップでもご用意しています。)
バリエーションとして、テイルに白いハックルを用いたパターンを紹介しましたが、グリズリーハックルをテイルにも用いて黒いスレッドで巻くと全く印象の違うフライになります。
また16番フック以下のサイズでより細身に仕上げたい時は、ボディのフェザントテイル・ファイバーをやめ、スレッドだけで作ったボディも効果的です。
「テイル」、「ボディ」、「ハックル」とたったこれだけの要素ですが、ちょっとした工夫で多くのバリエーションが巻けますので、是非練習してみてください。
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