2015年3月1日日曜日

フェザントテイル・ニンフを巻く

初めてのフライタイイングでキラーバグを巻いたら、次はフェザントテイル・ニンフを巻いて見ましょう。



キラーバグをタイイングすることでフライタイイングの基本動作を身に付けることができました。
そこで今度はキラーバグの時に使った毛糸をキジの尾羽・フェザントテイルに置き換えてタイイングしてみましょう。

【マテリアル】
  • フック: #14(標準的な形状)
  • スレッド: ビーバス(Veevus) #10/0 ブラック。(又はユニ Uni, #8/0)
  • テイル: フェザントテイル
  • ボディ: フェザントテイル
  • リブ: コパーワイヤー(細いタイプ)
  • ウェイト: 板オモリ、幅1.5mm、長さ5mmにカット。(安価で固定が簡単な板オモリを使っていますが、もちろんフライタイイング用レッドワイヤ:鉛線でも可。)
フェザントテイル、コパーワイヤー、板オモリ。必要なマテリアルはこれだけ。


【タイイングの手順】 *1~5までの手順はキラーバグと同様です。


1.バイスにフックをセットする。
フックシャンクが水平になるように注意。

2.板オモリ(約2x5mm)をセットする。
指先で強く押して形を馴染ませる。

3.スレッドをかけて余分をカット。
2と3の順番は逆でもOK。

4.板オモリをザックリと抑えながらスレッドを後方へ移動し、下巻きとする。

5.コパーワイヤーを固定し、スレッドを後方から前方まで
あらためて一往復させて板オモリが動かないように固定する。

6.フェザントテイル・ファイバーを適量切り出し、固定する。
テイルの長さはフックのゲイプ幅を基本とする。

7.スレッドを前方に移動し、後方に固定したフェザントテイル・
ファイバーを前方へ巻き進める。
フェザントテイル・ファイバーに十分な長さがある場合は、
フックアイ直後まで一気に巻き進めて余分を後方へ折り返して
ウィングケースとする方法もあります。

8.再度フェザントテイル・ファイバーを同量切り出し、ソラックス
(胸部)を巻く。

9.ソラックスを巻いたフェザントテイル・ファイバーをアイ後方で
スレッドで巻きとめ、余分をカットする。

10.フック後方へ巻きとめておいたコパーワイヤをボディに
巻きリブとし、アイの後ろで固定して余分をカットする。

11.ボディ中間で余らせておいたフェザントテイル・ファイバーを
前方のソラックス(胸部)へ被せ、ウィングケースとする。

12.ウィングケースのフェザントテイル・ファイバーを固定した後、
余分をカットしたら、スレッドでヘッドを整えてからハーフヒッチする。

13.完成です。


【タイイングビデオ】

*フェザントテイル・ニンフはマテリアルやフックサイズ、さらに巻き方のバリエーションなども多いので、細かなことに捕われず巻いてみてください。
慣れたらビーズヘッドやソラックスに他のマテリアルを使う方法もお勧めです。

ソラックスにピーコックハールを用いたフェザントテイル・ニンフ

BH(ビーズヘッド)フェザントテイル・ニンフ

レッグ付きのフェザントテイル・ニンフ。


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