3週間前にフライキャスティングレッスンを行ったヴィンセント君をガイドして忍野へ行ってきました。
皆さんご存知の通り、実際の釣りで行うキャスティングは公園での練習よりも難しくなります。身の回りには木々が立ち並び、足元には草むら、岸際にはブッシュが。また川の中にも岩や水草、流木などの多くの障害物が不規則に展開されています。それらの中で果たして練習通りのフライキャスティングができるかどうか。もちろんできなければ釣りになりません。
ところがヴィンセント君は練習での基礎を忘れていなかったばかりか、どうやら一人でレッスンを重ねてきたらしく、時にゆったりと、また時にはラインスピードを上げつつ見事なラインループを作り、ソフトなプレゼンテーションもできていました。
結果、当然のように何匹かのニジマスをキャッチすることができました。残念ながら小型の個体が多かったのは確かですが、2度ほど良型のヒットもあり、その都度ファイトに失敗してばらしてしまったのはかえすがえす残念です。
魚が強い引きをして抵抗するときはロッドの弾力を生かして「矯める」ことが必要ですが、フライフィッシングビギナーは結構ここで堪えることができずに、ラインを無理に手繰ってしまいがちです。その結果テンションが強すぎると魚が暴れた拍子にフックが外れてしまうことが多いんですよね、特にバーブレスフックでは。
そうは言っても最初の魚は彼の人生で初めてフライで釣った、正にメモリアルなトラウトでした。
感動はサイズ、cmじゃありませんよね!
この日は良く晴れて気温も30℃超でしたが、やはり忍野は標高1000mですから湿度は低く木陰に入ればかなり快適です。もちろん湧水河川とは言え流れの緩い川では、この気温、この日射では表面水温は上がってしまいますから、なかなかライズも少なくドライフライを積極的に追う様子はありませんでした。
そんな時はいつものように(?)、BHフェザントテイルニンフの出番です。フライを沈めてしまえば魚の活性はそれほど悪くなく、一日を通して楽しむことができました。
ヴィンセント、秋になったら逃がした大物にリベンジしよう! Tight line!
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