以前から計画はあったのですがなかなかスケジュールの都合がつかず、やっと念願かなってのフィッシングトリップとなりました。
ヨージさんはフライフィッシングのキャリア10年以上ながら、実際にフライフィッシングをするのは年に1、2回のため「いまだビギナーです」とのことですが・・・、大丈夫ダイジョーブ、フライフィッシングは確かに簡単ではありませんが、魚の釣り方は自然が教えてくれます。
それじゃ、レッツ・ゴー!
そのせいもあったのか、ライズが少ない。先週は、イブニングのライズこそ不発だったものの、昼間はそこそこライズがあったので狙いようもあったのですが、この日は昼間もいまいちライズが少なく感じました。
ドピーカンの昼間、日陰のないエリアはちょっと釣りになりません。木立の多いエリアに入ってライズを探していると、シャツの袖に黒いカディスがとまりました。何気なく手で払ったのですが、しばらくするともう一匹同じカディスがやってきました。
見逃すな。それは自然のサインかもしれないよ。
ライズや有効な昆虫のハッチを水面だけで探してはダメ。特にこの日みたいに手がかりの少ない日は、いたずらなミッジングだけに頼るのでないなら、自然のメッセージに敏感になろう。
僕がティペットに結んだのは黒いウェットフライ。
この前にドライフライ・カディスを流したけれど反応なし。そこで水面直下を探ってみようと思ったわけ。
このウェットフライ、濡れているのでちょっと分かりにくいけれど、ボディはピーコックハール+ゴールドリビング。ハックルとウィングはグラウスの黒い部分を使ったオリジナル。
そして、出た!
対岸の岸際を平行にドリフトさせているときに激しく水柱が立って、手元に衝撃。ガツン!
35cmくらいあったでしょうか、パワフルで美しいニジマスでした。
この後、横向きの写真を撮る前に暴れて自分で川の中へ戻っていきました。
ま、結果的に元気なままリリースできたわけですから、それも良いでしょう。
さぁ、ヨージさん。次はあなたの番です。
それまで何度かドライフライに反応したものの、なかあなかヒットまでは至らず苦戦していたようですが(実際この日は本当に難しかったです)、ポイントを移り、たまに起きるライズに狙いを絞りました。
この近くで釣りをしている僕にも何度かヒットがありました。
時折情報交換しつつこのポイントで粘り、帰りの時間が迫る中、困ったときのグリフィスナットを託すと・・・。
クライマックスはそのグリフィスナットを流しているときにやってきました!
水草の奥、対岸の護岸すれすれを流れるフライに見事なヤマメがヒット!
ヨージさん、フィッシュ・オン!
苦労して苦労してヒットさせたイッピキ。ファイト中のドキドキが伝わってきます。元気に走り回る魚を水草に逃げ込まれないように注意しながら、無事にネットイン。
おめでとうございます。
この日は一日を通して(特に午後は)ハッチ・・・というか、飛翔するメイフライやカディスはそこそこ確認できていたもののライズの数がまったく釣り合っていませんでした。
気まぐれに(?)時折水面で起こるライズに対してどのフライを選ぶかは非常に難しいのですが、太陽の位置が真上にあるような時間帯ではニンフの釣りがメインとなることが多いです。
しかし多くのフライフィッシャーの常としてやはりドライフライで釣りたいもの。僕も同様で、小型のドライフライをローテーションさせて様子を見ました。
その中で実際に反応があったのは#16のスピナー、グリフィスナットなどで、この日はエルクヘアカディスのように水面へのインパクトの大きなものはあまり良くないようでした。
その日によって、いや刻々と変わる瞬間によって魚の反応の良いフライを見つけていくのもまたフライフィッシングの楽しみの一つです。
もっとも頻繁なフライチェンジに忙しくなって本来するべきことを見失ってしまっては本末転倒ですが・・・(僕も良くあります、苦笑)。
そんな時こそコーヒーでも飲んで気分を落ち着かせてから、もう一度広い視野で川岸に立つと良いのかもしれませんね。
それでは良きフライフィッシングを。Tight line!
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