山梨県の桂川忍野へフライフィッシングに行ってきました。同行していただいたのはNYさんです。
前日に雪が降ったとのことで、フィールドはうっすらとまだ雪景色が残っていました。最近は雪が残っていることは少ないのでちょっと新鮮な気分です。雪を踏みしめながら森の小道を歩くのは気分が良いですね。午後は雪が解けてぐちゃぐちゃで・・・ちょっとアレでしたが。。
雪の中でタックル準備。本日のタックルは Hardy, Gem Featherweight。なんと10フィートのバンブーロッドです。リールは同じくハーディのユニカ Unica。ラインはシルクの5番ウェイトです。ちなみにこの長さのロッドだとオーバーヘッドキャストができるのは通称「S字」付近のポイントだけなので、基本的にはグリップエンドに左手の親指と人差し指を添えてスペイ風のロールキャストをずっとしていました。おかげで手首も痛くならずに済みました(笑)。
冒頭の写真はNYさんの1尾目のレインボー。小振りですが美しい魚でした。この日、NYさんは大小取り混ぜて5尾のニジマスとキャッチしました。一気に気温が冷え込んだ三寒四温の難しいタイミングの中でお見事です。ちなみにフライはニンフを中心にローテーションしていたそうですが、3尾はフェザントテイルニンフで、2尾はレッドタグでの釣果だそうです。
ちなみにNYさんのこの日のタックルは3番ウェイトのグラスロッド(フェンウィック)ですが、ニンフを使うにあたってインジケーターの類は使っていません。ラインの動きや手元の感触だけで当たりを取っています。
(*ハウツーフライフィッシング内のコンテンツ「脱インジケーター?ソイヤー的、或いはサイトフィッシングのニンフィングについて」もご参考に。)
僕の方はというと、お昼前後を中心に日が差すタイミングではわずかながらハッチも見られライズも確認できたのでドライフライを中心にフライをローテーションさせていました。フライの後をついてきたり鼻先で突くようなチェイスはあるもののなかなかヒットまでには至りません。
何か所かポイントを変えた後、カゲロウが何匹か空中を弱弱しく飛んでいるのを確認したので、フライをそれまでの18~20番といったミッジから一気に14番のメイフライにサイズアップさせてライズを狙うと、ヒット!
半年ぶりに味わう鱒の引き、う~ん至福。なんて微笑みかけた瞬間、魚が反転した拍子にスポッっと抜けてしまいました。。。好事魔多し、か(涙)。
その後は時間が経つにつれ日が陰りどんどん気温も低下。ハッチもライズも皆無となってしまい、ニンフ主体の釣りへ。
ところがニンフを流していると明らかに魚が反応してじゃれついているのに全くヒットに至らない。流し方やフライのサイズを変えてもダメ。何かがおかしいと思って試しにインジケーターを付けてみると、立て続けに2尾釣れました。ん~、単に僕が魚の当たりを取れていなかっただけのようです。やはりルースニングは使い方によっては良く釣れるのかもしれませんね(苦笑)。
ちなみに僕のヒットフライもフェザントテイルニンフでした。
気温がぐっと下がった夕暮れ、当然イブニングライズは期待するべくもなく・・・。しかしながら一応念のためにとフェザント&ゴールドのウェットフライを結んで対岸下流側へキャスト。ダウン・アンド・アクロスで流れを横切らせるとちょうど流心を横切るくらいの場所でフィッシュオン。
ヒット直後に3度、豪快なジャンプを繰り返したのでてっきりニジマスかと思ったのですが、手元に寄せてから急に底へもぐり、例の頭を振ってイヤイヤをする強い抵抗。ネットインした魚体は美しいブラウントラウトでした。
イブニングタイムのウェットフライはブラウントラウトを釣る公式かもしれませんね。
最後にスカッとする気持ちの良い釣りができました。
ところで、NYさんと初めて一緒にフライフィッシングをしたのは3年前の夏でした。キャスティングをはじめ、フライフィッシングの「イ・ロ・ハ」を手ほどきしたのですが、昨年あたりからメキメキと実力をつけて、今では簡単に僕より早く多く釣りますね。あぁ、いやだいやだ(笑)。
今年も開幕いたしました。 Tight line!
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