2019年4月29日月曜日

春のヤマメ釣り


春のゴールデンウィーク2日目、ホームリバーの渓流にヤマメ釣りへ出かけました。
流石に連休中だけあって目的の区間へたどり着くまでに4台の釣り人と思しき車とすれ違いましたが、ある程度は覚悟の上と割り切るしかありません。
この日は朝から快晴。青空と生命感そのもののような青々とした緑に森が輝く季節になりつつあります。
谷底を流れる渓流の清々しさに春の陽気を感じつつ10時ちょっと前くらいに入渓しました。



入渓後最初のポイントで小ヤマメと思われるチェイスがあるもののヒットには至らず。恐らく先行者がいるとは想像されますが、その割には魚の反応は良さそうです。
最初のポイントは流れのカーブが絡んだ緩い瀬でしたが、次は極々一般的な瀬の流れ出し。ちょっと水深が深めの部分です。そこにドライフライを流すと呆気なく一尾目がフライを咥えてくれました。



ちなみにフライはティップウィングド・ショコラです。ネーミングは女子受けしそうな(?)スイーツみたいですが、ブラウン系のメイフライの定番「アダムス」のバリエーションです。
実は釣り始めは白系統のフライを結んでいたのですが、すぐに茶色っぽい虫が飛んでいるのに気付いて、このフライに結び変えたのでした。


その後、めぼしいポイントを釣り上がるも、小ヤマメのチェイス以外ヒットが遠い時間が続きました。
それもそのはずで、河原の岩には明らかにみずみずしい(?)ウェーダーの足跡が付いています。つまり先行者が通過してまだそれほど時間が経っていないということですが、その周辺を注意深く見ても足跡は多くありません。
と言うことは先行者は恐らく一人で、そして新しい足跡は僕の歩いているコースにしかないことから想像すると、その先行している釣り人が餌釣りかルアーかフライかは分かりませんが、釣りの攻め方は僕と似ているのだろうと想像できます。これは良い傾向ですね。やたらめったらあちこち歩きまわるのではなく、恐らくポイントの攻め方を(僕と同程度には)吟味していると想像できますから、僕もそうと割り切った攻め方ができます。
またこの渓流はフライフィッシャーの多い川ではないので、恐らく餌かルアーの釣人でしょう。それならと、落ち込みや水深のあるポイントは早々に見切りつつ、瀬を中心に釣り進めることにします。


この日は時折陰る時間帯があるとはいえ概ね快晴の一日でしたが、空気は日向でもひんやりとしていました。それでも予想以上に飛び交う虫は多く、多くはミッジサイズの恐らくユスリカの類でしたが、トビケラやカゲロウの仲間も頻繁に見かけることができました。
茶系の羽虫に気付いてティップウィングド・ショコラで釣っていましたが、次第に白いカゲロウも目につき始めたので、フライをライトケーヒルに変えました。


これが良かったのか、ポンポンと小ヤマメが連続ヒットしたところでお昼休憩。河原の岩に腰掛けてオニギリと麦茶程度ですが、釣竿を置いてぼんやりする時間もまた心地良いですね。水面を飛び交う昆虫類をじっくり観察するのもこういう時間帯です。


そして丁度このお昼休憩の後くらいから変化が感じられました。
足跡が見当たらなくなってたんですよ。途中で先行者は釣りを終えて脱渓したのかもしれませんね。
さらにその先行者の影響が感じられなくなった最大の変化はライズの発見です!
餌釣りやルアーでは決して見逃すはずのない落ち込み絡みの大場所ポイントでライズが繰り返されていました。つまり魚も警戒心なく何らかの餌を食べているということです。そこでやや距離を取ったままライトケーヒルをキャスト&ナチュラルドリフト・・・そしてヒット!気持ち良い!
この一連の流れこそ、「ザ・フライフィッシング!」ですね。


ライズはこの一度だけではありませんでした。
むしろ広めのプール状ポイントでは大抵確認することができました。この渓流では珍しいことです。
いつものように大物は釣れませんでしたが、何匹かのヤマメを釣ったり釣り落としたり。
春のヤマメ釣りを堪能することができました。


あと2週間もすれば新緑の青葉ヤマメの季節となります。是非皆さんもフライフィッシングをお楽しみください。
Tight lines!


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