日本を旅行中のロブさんから、4月某日に山中湖のホテルへ宿泊するのだが釣りのガイドをしてもらえないだろうかと連絡をいただきました。
ガッツリ釣りをするというよりは小学生の息子さんにピクニックがてらの釣りを楽しんでもらいたいというのが目的のようです。
そこで山中湖からも非常に近い桂川忍野でフライフィッシングを楽しんでもらうことにしました。
当日は前日までの冷たい空気と打って変わって穏やかな春の一日。時折吹き抜ける風はやはり冷たいものの、その風が途切れるとそこかしこで小さな虫がハッチを始めます。
やはりユスリカが多いですが、それに混じってストーンフライや小型のメイフライもぱらぱらと飛んでいます。
そんな中、まずは息子さんにフライキャスティングの手ほどき。全く初めて手にするフライタックルに戸惑い気味でしたが、30分ほど練習をして後は実戦で慣れるのみ、とフィッシング開始。
旅の疲れと変わりやすい気候から若干風邪気味だったようで、釣りはほどほどに昼寝をしたりのんびりと楽しんでいたようでした。
ロブさんはおよそ10年ぶりのフライフィッシングだとおっしゃっていましたが、キャスティングはなかなか見事なものです。
ニンフ、ドライともヒットはするのですがファイト中にフックが外れてしまうこと幾たびか。。
魚の方もまだ本番ではないのでしょう。
ちなみにこの日はBHターキーテイルニンフ、ストーンフライでヒットがありました。
やはりまだ早春の釣りパターンだったようですね。
また、ロブさんはテンカラにも興味があるということだったので、短時間ではありましたがトライしていただきました。
フライフィッシング経験者だけに、簡単な説明だけですぐに基本は飲み込めたようです。
毛鉤はもちろんテンカラ毛鉤ですが、フライフィッシング的に言うとソフトハックルウェットフライなので、まずはナチュラルドリフトで流し、次に流れを横切らせたり、ロッドアクションで誘ったりしてアピールさせます。
テンカラはフライフィッシングと異なり、毛鉤への依存度が低いので一つのポイントに対して色々な流し方のアプローチを試すことも必要かもしれませんね。
暖かな気候に反してこの日はなかなか釣りは難しかったのですが、それでも忍野のピースフルなフィッシングシーンを楽しんでいただけたようです。
こういうピクニックライクなのんびりとした釣りはまさに僕が標榜している釣りの姿でもあります。
皆さんものんびりとフライフィッシングをお楽しみください♪
Tight lines!
0 件のコメント:
コメントを投稿