2019年4月15日月曜日

ロッドが折れたので修理しました

先日、フライフィッシングをガイドした際、釣りを終えてロッドを仕舞うときにちょっとした不注意でロッドが折れてしまいました。



折れたのはロッドティップのフェルールとガイドのちょっと上の部分です。
縦に長く割けるように破損してしまうと補修は難しいのですが、今回はカーボン繊維がきれいに(?)断裂しているので何とか補修はできそうです。


写真で、折れたブランクの上に映っている短い部品は、別の壊れたカーボンロッドから切り出したもので、折れた竿の内側(空洞部分)に挿入して補強材にします。
こんな風に何かの時に利用できるので、古い壊れた竿なども捨てずに保管してあります。もちろん家族からはゴミの山と白い目で見られていますが。。。(汗)


上の写真は補強材を折れた竿のティップ側に挿入しエポキシ接着剤で接着したところです。インロー継ぎのフェルールのようにも見えますね。


その後、反対側も接着しました。上の写真で分かる通り、外見上はどこが破損した箇所なのかほぼ分かりません。


乾燥したのち、スレッドで外側から補強し、ウレタン塗料を重ね塗りして完成です。
たまたま手元にあった茶色いスレッドを使ったので、明らかに補修したなと分かってしまうのはご愛敬です(笑)。


上の写真は補修後、フライラインを通して負荷をかけたところです。北関東の某所でブルーギルでも・・・と出かけたところ撃沈してしまったことは内緒です。

今回の補修の場合、厳密に言えば破損前とはロッドアクションが変わってしまったのかもしれませんが、僕自身はそれほど大きな違いは感じませんし、むしろこれからも使い続けられることの方がメリットが大きいと感じています。

お気に入りの釣竿が破損してしまうのは悲しいことですが、道具である以上はある程度仕方がないことかもしれません。
メーカーや釣具店を通じてパーツ交換などをする方法もありますが、簡単な補修なら自分の手で直すと以前より愛着がわいてくるものです。

ロッドリペア、あるいはロッドビルディングももう一つの釣りの愉しみと言えそうです。
Tight lines!

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