およそ一か月ぶりに桂川忍野へ釣行しました(9/9)。
台風21号、そして北海道の大地震と立て続けに大災害が続いていますが被災地の被害の最小限化と被災者の皆様の平安、そして一日も早い復興を心より願うばかりです。
その台風の影響もあるのでしょうが、忍野は一月前と比べると非常に水量が増えていました。というよりは昨年・今年と減水傾向が続いていたのでむしろ元の水量に戻ったという方が近いかもしれません。
水量が増えても濁りを感じないのはやはり湧水河川ゆえかもしれませんね。
これで魚が良く釣れれば言うことないのですが現実はそう甘くはありません。
やはりこの季節はハッチも少ないのでまとまったライズは期待できなく、するとプレッシャーの高い釣場だけになかなか苦労します。
特にドライフライの釣りはなかなか厳しいですね。
そこでやはりニジマスがメインの釣り場で僕自身が圧倒的な信頼を持っているのがBHフェザントテイルニンフです。ビーズヘッドの存在は好奇心の強いニジマスには良く効きます。
実際、このニンフの釣りでぽつぽつと小型のニジマスが釣れたのですが、実は少々違和感を持っていました。魚の状態、釣れ方と言うよりはフライの流れ方がいつもと違う感じです。
そのある種の違和感を持ったままポイントを変えつつ釣っていたのですが、あるポイントでウグイとニジマスが混生しているのを見つけました。正確に言うと、混生しているとは思わなかったのですが、ニジマスの魚影を見てフライを流したのにヒットしたのはウグイだったということです。しかも2連続!
もちろん僕がウグイとニジマスを見誤っていたわけではありません(笑)。
このウグイのヒットが、ちょっとしたヒントになった気がします。
そこでティペットを交換しました。それまで5Xだったのですが、ここで一回り細い6Xに変更し、水馴染みが良くなるようにしました。
すると、すぐにニジマスがヒット!
恐らくですが、冒頭で書いた通り、水量が増えたせいでいつものリーダーシステムでは水深や流速と合っていなかったのだと思います。
これはロッドやラインを含めたタックルバランス、そしてアングラー自身の釣り方・流し方の癖などもあるでしょうから一般解になるとは思いませんが、この時のタイミングでは僕の釣り方にマッチしたのだと思います。
さて、5Xのティペットと書くと、渓流フライフィッシングをメインにしている方の中には「太過ぎでは?」と思われる方も少なくないと思います。実際、5Xと言えばおよそ0.8号相当ですから、餌釣りをする感覚から言っても太いですよね。
しかし僕の場合、常に5Xが標準です。それはクイルウィングやティップウィングなどのスタンダードスタイルのドライフライを使うことが多いので糸よれを防ぐことが一番の目的なのですが、慣れているせいもあってドライフライでもニンフでもコントロールしやすいことが理由です。もちろんより細いティペットに比べてリーダートラブルも軽減されます。
時代的なトレンドがよりライト志向へと向かっているのは理解できますがティペットは可能な限り太くする(!)のが僕の持論です。
今シーズンもあとおよそ半月で終了です。
今月はもうガイドの予約もないので忍野釣行はこれが最後かな。
皆さんも渓流シーズン最終盤、良き釣りを。
Tight line!
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