パラループ・ダン。
極小メイフライのダン(亜成虫)をイミテートしています。
なぜこのフライを巻いたかと言うと・・・
□ □ □
この川は標高が低いので、7月以降は水温が高くなりすぎて釣りにならなくなってしまいます。
しかし今年は8月の後半からずっと雨続きなので、例年よりも水量は多いし、当然ながら夏場の高水温の悪影響も多少は抑えられてニジマスならなんとか釣りになるのではないだろうか?と愚考した次第です。
もちろんそうは言っても日中はなかなか難しいので夕マズメにしぼって、すでに当りをつけたポイントでライズを狙ってみます。
この小堰堤上のプールがこの日のポイントです。 |
ウィークディは雨が続いていましたが、この日だけ止んで一日中曇り。(翌日はまた雨。)
イブニング限定釣行なので、予め目星をつけていたポイントに付いたのは17:00丁度です。
水温は20℃と、やはり高め。
まだ蒸し暑さは残りますが、時折涼しい風が吹き抜けます。
日の入りは18:00頃でしょうか。その、辺りが暗くなりつつある頃に釣り始めました。
まずはパイロットフライとしてメイフライ・スピナーフライの#14(フェザントテイル)を流します。
上の写真では分かりにくいのですが、堰堤上のプールの中央に大きな岩があり、その岩の右奥に瀬ではないのですが強いカレント(流れ)があります。
その流芯周りを中心に探り始めましたが、やがてカレント脇の澱みの方で小さなライズがはじまりました。
ライズの対象が分からないのでまずはそのままスピナーで様子を見ます。
と、・・・ヒット!
やっぱりアブラハヤでした。。。
そして辺りはもう真っ暗。曇り空の所為かあるはずの下弦の月は見当たりませんでした。
ピシャリと小気味良いライズは時折繰り返されていますがウェットフライを流す気分なるほどの派手さはなく・・・、今日はこれまで。
川から上がる時に丁度14番サイズくらいのメイフライが目に付きました。
翌日、一晩寝て頭が働き始めました。
昨日は確かに僕がイブニングライズに投げたドライフライ(スピナーの#14と#16)とそう違わないサイズのメイフライを見ましたが、あれは真っ暗になってからの帰り際でした。
冷静になって思い起こすと、実際に釣りをしている最中に僕のシャツに止まった虫がいました。
それはちょっと大げさに言えば蚊と間違えそうな極小メイフライ(カゲロウ)でした。
その時は目の前で起きているライズの熱気と、そのくせに僕のフライを咥えたアブラハヤへの落胆とで、僕の思考の網に引っ掛からなかったのですが、あの極小メイフライは「ベイティス Baetis」というヤツだったかもしれません。
それがフワリと飛んでいるのでなく、茶色っぽいボディをして「よろよろ」と僕のシャツに止まってきました。
ダン(亜成虫)だったんだ!
そう考えると、アブラハヤとは言えホワイトのスピナーではダメで、ブラウン(フェザントテイル)のスピナーにだけヒットした理由に頷けます。
僕がまさに蚊でも払うように手の甲で払い落としたあの虫が、もしライズの対象だったのだとしたら、ミッジサイズのニンフやイマージャーを使うべきだったんじゃないだろうか?
或いはフライボックスの中にある一番小さなパラシュートでダンを演出するべきだったんじゃないだろうか?
あの、ピシャッと素早い夕闇のライズはやはりニジマスだったんじゃないだろうか?
僕の投じたドライフライが見当外れだったからアブラハヤしか食いつかなかったんじゃないだろうか?
魚の釣り方、フライの選び方は自然が教えてくれるっていつも自分で言っているのに・・・。
気温も水温も高いからまだまだ夏だと思っていた僕の思い込みが、その「サイン」を見て見ぬ振りにしてしまったのかもしれない。
もう一度だ!来週もう一度あのポイントでイブニングに挑戦だ!!
まずはパイロットフライとしてメイフライ・スピナーフライの#14(フェザントテイル)を流します。
上の写真では分かりにくいのですが、堰堤上のプールの中央に大きな岩があり、その岩の右奥に瀬ではないのですが強いカレント(流れ)があります。
その流芯周りを中心に探り始めましたが、やがてカレント脇の澱みの方で小さなライズがはじまりました。
ライズの対象が分からないのでまずはそのままスピナーで様子を見ます。
と、・・・ヒット!
#14サイズでも意に介さず喰ってきます(苦笑)。 |
アブラハヤでした(汗)。
その後、夕闇が濃くなり、フライが見えにくくなったのでフライをホワイトにカラー変更。
アブラハヤかもしれませんが、何箇所かでライズは続いています。
ライズのレーンに流してもフライに反応がないので、サイズを#16に落とし、カラーもブラウン系(フェザントテール)に戻しました。
すると、またヒット!
アブラハヤのクセにフライカラーをセレクトして喰ってくるとは。。 |
そして辺りはもう真っ暗。曇り空の所為かあるはずの下弦の月は見当たりませんでした。
ピシャリと小気味良いライズは時折繰り返されていますがウェットフライを流す気分なるほどの派手さはなく・・・、今日はこれまで。
川から上がる時に丁度14番サイズくらいのメイフライが目に付きました。
□ □ □
翌日、一晩寝て頭が働き始めました。
昨日は確かに僕がイブニングライズに投げたドライフライ(スピナーの#14と#16)とそう違わないサイズのメイフライを見ましたが、あれは真っ暗になってからの帰り際でした。
冷静になって思い起こすと、実際に釣りをしている最中に僕のシャツに止まった虫がいました。
それはちょっと大げさに言えば蚊と間違えそうな極小メイフライ(カゲロウ)でした。
その時は目の前で起きているライズの熱気と、そのくせに僕のフライを咥えたアブラハヤへの落胆とで、僕の思考の網に引っ掛からなかったのですが、あの極小メイフライは「ベイティス Baetis」というヤツだったかもしれません。
それがフワリと飛んでいるのでなく、茶色っぽいボディをして「よろよろ」と僕のシャツに止まってきました。
ダン(亜成虫)だったんだ!
そう考えると、アブラハヤとは言えホワイトのスピナーではダメで、ブラウン(フェザントテイル)のスピナーにだけヒットした理由に頷けます。
僕がまさに蚊でも払うように手の甲で払い落としたあの虫が、もしライズの対象だったのだとしたら、ミッジサイズのニンフやイマージャーを使うべきだったんじゃないだろうか?
或いはフライボックスの中にある一番小さなパラシュートでダンを演出するべきだったんじゃないだろうか?
あの、ピシャッと素早い夕闇のライズはやはりニジマスだったんじゃないだろうか?
僕の投じたドライフライが見当外れだったからアブラハヤしか食いつかなかったんじゃないだろうか?
魚の釣り方、フライの選び方は自然が教えてくれるっていつも自分で言っているのに・・・。
気温も水温も高いからまだまだ夏だと思っていた僕の思い込みが、その「サイン」を見て見ぬ振りにしてしまったのかもしれない。
もう一度だ!来週もう一度あのポイントでイブニングに挑戦だ!!
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