8月後半から雨が続き、2度の台風による大雨もあったりしていつの間にか季節は秋。
お彼岸となってしまいました。
僕がホームリバーとしている水系の渓も随分荒れてしまったようです。
渓流のトラウトシーズンは最終版にかかっていますが、ここは気分を一新する意味でもヤマメやニジマスに関わらずのんびり里川の釣りを堪能しましょうか。
そう思うに至ったのは1本のメールを受け取ったからです。
3ヶ月ほど前にヤマメの川で偶然出合ったWHさん。
その後、地元の利を生かして付近の川の色々な情報を教えて頂いたのですが、先日変わった写真を送ってくださいました。
「アブラハヤかと思ったのですが、ちょっと違う気がする。この魚は何でしょう?」と言うものです。
渓流ミノーイングでカワムツ! |
これは・・・カワムツですよ!
しかも当日は16cmほどを筆頭に4~5匹釣れたとのこと。
オイカワ同様に雑食性ではあるけれど、ハスとは違い決して魚食傾向の強い魚ではありませんから、何かのタイミングで偶然ルアーで釣れる事があるにしても・・・このように渓流のミノーイングで連続して釣れるというのは珍しいケースじゃないでしょうか。
ちなみに僕はオイカワを筆頭にトラウト以外の雑魚(Zacco)釣りフライフィッシングも大好きです。
WHさん、案内してください!ってことで早速本日カワムツ釣りを堪能してきました。
□ □ □
現地カワムツの川へ付いたのは9:00頃。
この川もニジマスやヤマメの放流はあるようですが、全体的に田んぼの中を流れる日当たりの良い里川で・・・この時点での表面水温は20度。
季節は大分秋めいてきましたが、日中はやはりまだ堰堤の底の方を探らないとトラウトは反応しないかな。
さて、カワムツですが、土手の上、橋の上から川を覗き込むと、そこここで群れているのが分かります。
まず16番フックのドライフライで探ると、ポツポツ釣れて来ました。
可愛らしいカワムツです。
どうも魚のサイズが小さいようなので20番のオイカワドライに変更すると・・・入れ食い♪(笑)
オイカワドライ(#20)で最小クラスが入れ食い(笑) |
ポイントを変えて、フライサイズを16番に戻します。
とにかく魚影は濃いので、色々なフライで楽しむことができました。
中でもピーコークハールをボディに用いたコーチマンやグリフィスナットへの反応が良かったように思います。
僕の経験ではカワムツをこれだけ釣った記憶はないですネ(笑)。
コーチマン(#16)が一番反応良いフライでした。 |
こちらはスピナー(#16)でヒット。 |
僕の経験ではカワムツをこれだけ釣った記憶はないですネ(笑)。
今まではオイカワを釣っているとたまに釣れるといった程度でしたが、今回は全く逆。
この日は30尾以上釣ったと思いますが、その中にオイカワが混じったのは僅かに2尾でした。
オイカワもドライフライへの反応が良い魚では在りますが、カワムツはその上フッキングが良い印象です。
16番サイズのドライフライをメインにしても十分楽しめます。
そしてクライマックスはとある小さな堰堤下。
「ここはトラウトが潜んでいるんじゃないか?」と色気を出してフライを12番のロイヤルコーチマンへ変更。
フライを丁寧にプレゼンテーションして流れに乗せると、身を反転させるような激しいストライク。
これはっ・・・!
大きいカワムツでした(笑)。
しかも連ちゃん♪
この日の最大サイズは15cm強といったところでしたが、サイズが12cmを超えてくるとこの魚は非常に美しく感じます。
オイカワの方が色白で繊細な感じはしますが、カワムツは濃いメタリックグレーの背と黒い一文字が力強い印象を与えます。
またお腹側のヒレの黄色と赤味がかった背ビレがことのほか印象深いです。
手のひらに載せてじっくりと魚の美しさを堪能するのも淡水雑魚釣りの楽しみですネ。
さてルアーマンのWHさんはどうだったかというと・・・
スプーン、スピナー、ミノーをローテーションさせて誘い、探ります。
と、今回もヒット!
やはりミノーでの釣果でした。
正直に言うと、「ミノーでカワムツ」の現実に軽く衝撃受けてます!(笑)
WHさん、今回は非常に楽しい釣行をご案内いただいてありがとうございました!
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