2015年4月5日日曜日

今シーズン初「忍野」行ってきました

今シーズン初めて桂川忍野へ行って来ました。ご一緒したのは昨夏フライフィッシング・デビューを果たして今はすっかりフライマンとなったNYさんです。



当日朝は小降りながら冷たい雨で、11時ごろには上がったものの最高気温は13℃ほどだったようです。
ちなみに水温も一日を通して13℃くらいでした。


ハッチは少なくて、ユスリカとコカゲロウが少々。
ただしその割には魚の活性は悪くなく、タイミング次第でドライフライにも良く反応しました。
とは言え、最初のヒットはフェザントテイル・ニンフでしたが。。

10:00過ぎに釣り始めて、ファーストヒットは11:00頃。
フライはフェザントテイル・ニンフでした。
その後、フライをイマージャー系に変えると、怒涛の3連続バラシ(汗)。最初のバラシは大きかったですね。エラアライのように水面でバシャバシャと暴れた時にフライの結び目でティペットが切れてしまいました。
今日は自作のロッドを初めて使ったのですが、思ったより張りがあってウェットフライのストライクははじかれることが多かったです。


午前中はこれでおしまい。
オニギリ、カップ麺、コーヒーのランチタイムを挟んで、午後は上流のC&Rエリアへ。
ここでもニンフで釣り始めたのですが、なかなか良いサイズの魚が水面にオーバーハングした木の枝の脇でステイしているのを発見。
まずはニンフを流しますが興味なし。ただし何らかのタイミングでライズをします。しばらく観察すると、コカゲロウが水面に絡む瞬間にライズをしているようでした。

30cmを超えるパワーあるイワナです!

そこでフライをスタンダード・ミッジドライに変更して流すと・・・、すぐにヒットしました!
実はトラウトの真上に流したわけではなくて、ちょっと手前に外れたレーンをフライが流れていたのですが、自分の真横まで来た時に急にフライに近づいてパクッ!
やはりサイトフィッシングのときはどんな時も気を抜いてはいけませんね。魚はフライをしっかり見ています。
なかなかトルクのあるファイトで、水面で頭を振るファイトからブラウンかと思ったのですが、ランディングするとイワナでした♪

いい面構えですネ!

イワナをリリースしてすぐ、 その下流の小さなライズに同じフライを流すと、これもまたヒット。
20cmほどのサイズですが、今度はヤマメでした。


NYさんもニンフやドライを駆使して奮闘。
合計3尾のニジマスをキャッチし、僕のすぐ横でドライに出た魚をネット・インの直前でバラシたこともあり、喜びも悔しさも堪能して頂けたようです。

僕がイワナを釣ったすぐ横で、NYさんも同じく
スタンダード・ミッジドライを使ってレインボーをヒット!

それにしてもNYさんがはじめてフライロッドを手にしたのは昨年の夏ですからねぇ。一年足らずの間に素晴しい習熟度です。
釣りの後、色々お話をすると「今年は周りの環境が“見える”ようになりたい」とのこと。

そうですね、自然は刻々と変わって行きますから、気温・水温が上がったり下がったり、陽が差したり陰ったり、風が吹いたり雨がやんだり・・・。
それらに連動して何かが変わります。多くはエサとなる虫の種類、色や大きさ。
釣れるかどうかは結果ですから分かりませんが、それら自然の“サイン”に気付き、その意味を“読む”ことができると、間違いなくフライフィッシングはもっと楽しくなります。


その後は場所を移動しつつ探ります。
ちょっと流れの速い瀬のポイントでライズを発見。ここではフェザントテイル・スパイダーのバリエーションでホワイトのソフトハックルを使ったフライでヒット。

ソフトハックルを水面直下に流してライズ攻略。

キセキレイを良く見ました。今までハクセキレイは見たけれど、
キセキレイはあまり見なかったような気がするのですが・・・。

その後もポツリポツリとニジマスがヒットしました。
今日の最後の魚は午前中に3連続バラシを喫したイマージャー系のフライでした。
このフライはコック・ド・レオンを使ったソフトハックル・ウェットで、スペインでポピュラーなフライです。
言うなればスペイン風ウェットフライということになりますが、現地では「モスカ・アオガダ Mosca ahogada」と呼ばれます。


モスカ・アオガダ Mosca ahogada.
モスカは「フライ」、アオガダは直訳すると「溺れた」と言う意味で、
つまり「ウェットフライ」ということになります。

そんな訳で4月の第一週にしては満足のできるコンディションでした。
今日は午前中の雨もあり肌寒い一日でしたが、昨日までは温かな日が続いていたので、その影響もあったのかもしれません。

ご存知の通り、忍野は訪れるアングラーも多く、思ったポイントに入れないことも多いですが、これくらい魚がフライを追ってくれれば、楽しく一日を過ごすことができるのではないでしょうか。

フライフィッシングの基本は、まずは観察する事です。
魚の状態はもちろん、周りの環境そのものを楽しんでください。
Keep casting and tight line!

2 件のコメント:

  1. 初釣行、良い釣果でうやましいです!5月中旬には行きたいと思っているのですが、魚たちがそれまでに擦れないことを願っています。

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    1. 魚のコンディションはそう悪くなかったのですが、釣人の数はなかなか多かったです(苦笑)。
      特にS字から自衛隊橋付近の人気スポットは常に多くの人が入っていて、一日を通して何度かウロウロしたのですが入ることはできませんでした。
      逆に言うと、人の少ない場所で丁寧に探ったことが良かったのかもしれませんね。
      僕もまた早く行きたいです!(笑)

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