2015年1月16日金曜日

2-05. シュート Shoot

フォルスキャストが安定して続けられるようになったら、キャスティングアクションのハイライト、シュートを決めましょう。
フォルスキャストのためにロッドの先に出ているフライラインよりも、さらに少しフライラインをリールから引出します。
まずは感覚を掴むことが優先なので1m程度でもOKです。


【シュートのポイント】
  1. まずしっかりとフォルスキャストを練習し、4拍子のリズム、タイミングを掴む。
  2. フォルスキャストの最中は左手でしっかりとフライラインを掴んでおく。
  3. フォルスキャストの「4」のタイミング、ロッドが10時の位置で止まった時に左手が掴んでいるフライラインを放す=シュート。
  4. シュートの時に遠くへ飛ばそうとロッドを持つ手が力んでしまうと、ラインループが乱れてしまい結果的に飛距離が出ません。

いかがですか?
左手が押さえていた余分のラインがシュートによって勝手にするすると飛んでいく感じ・・・気持ち良いですよね!
フォワードキャストからシュートへの動作によって、先に前方へ飛んで行ったラインが手元のたるんだラインを引き出してくれるのがフライキャスティングです。

重要なことはロッドを振り、撓らせて(ロッドアクション)ロッド内部にためられた「力」を、ロッドを止めることによってフライラインに移動させ、フライラインの美しいループを作りながら前方へ「力」を運ぶ、ということです。
遠くへ飛ばすということは2次的な問題として、まずはあなたがロッドを振ることで作り出した「力」をスムーズにフライラインへ伝えることを意識してください。
「力」は見えませんが、上手にフライラインへ伝われば美しいループとして目に見えるようになります。
フライキャスティングは「力」、即ち「フォース Force」を顕在化させる行為です。
乱れたループは、誤った力の使い方を表しています。
つまりダークフォースです。(笑)
フライキャスターよ、フォースと共にあれ!!

以上でビギナーがまずクリアすべき一連のフライキャスティング技術をマスターしたことになります。
これからトライすべきことはまだまだありますが、まずここまで来れば実際のフィールドでフライフィッシングを楽しむことができるはずです。

是非フィールドでお会いしましょう!

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*ビギナー向けのフライキャスティング・レッスン(フライキャスティング・トライアル)も行っています。都内にて毎月定例日の開催ですが、別の日でも可能なことがありますので、ご希望の方はご連絡ください。

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