週末はアメリカ西海岸から来日中のデビッドさん親子を桂川忍野へご案内しました。
実はこのトリップが彼ら親子にとっての初フライフィッシングとのことでした!
釣り好きで普段、主に桟橋や船から海釣りを楽しんでいるそうですが、あまり川での経験はないとのこと。そんな家族の初めてのフライフィッシングが日本と言うのもなかなかドラマを感じますね。
川に付いたらまずキャスティングレッスン。とにかく時間ももったいないので必要最低限のことをテンポよく伝えて、あとは実際の釣りの中でアドバイスしつつ学んでいただくことにしました。
ところが三人とも揃って釣り好きなだけあって飲み込みが早い。特におにいちゃんのセバス君はあっという間にキャスティングのコツをつかんだ上に、フライフィッシングのロジックが感覚的に「分かっちゃった」ようでした。
ちょっとベタな言い方ですが、フライフィッシングの最も重要なことは「自然を観察し、感じること」だと僕は思っています。
カゲロウのダン(亜成虫)がよろよろと水面に落ちそうになりながら羽ばたいているのを見つけたので、彼に「あれを見て、水面のメイフライにライズするかもしれない」と教えると、本当にそのカゲロウにニジマスがジャンプして食いつきました。
それを見た彼はすかさず「フライを変えても良いかな?大きなドライフライにしたい」と申し出ました。
びっくりです。しかも、フライボックスを見せて「好きなものを選んで良いよ」と伝えると本物のカゲロウと同じくらいの14番サイズのメイフライを自分でしっかりと選び、また実際にドライフライで4尾のニジマスをキャッチしました!
行く末が恐ろしいほどの才能の持ち主です。何より「感じる」ことができるセンスに感動しました。渓流のフライフィッシングも教えてあげたいなぁ♪
実はこの日は朝から降ったり止んだりの生憎の梅雨空で、(特にビギナーにとっては)決してフライフィッシングのしやすいコンディションではありませんでした。
それでも彼ら三人の笑顔が自然の中でリラックスしている様子を伝えてくれました。
これからも是非フライフィッシングを楽しんでください。Tight line!
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