米国から来日したロンさんと一緒に忍野へ行ってきました。新緑の美しい最高の季節ですね。
実は先月末に一度ゲストの方と一緒に忍野釣行をしていたのですが、釣り人も多くなかなか思い通りに釣ることができませんでした。今回はその時と比べ釣り人の数は格段に少ないものの、やはり魚はスプーキーでしたね。
各種水生昆虫のハッチはあるものの、連動するライズが少ないように思えるのはやはり魚がすれているからなのかもしれません。
しかし前回よりは流れの中で目視できる魚の数は増えていたと思います。
今後に期待ですね。
日中、そのナーバスになっている魚の水中での様子を観察すると、やはりドライフライで大らかに釣れるような状況とは思いにくかったので、ニンフで釣ってもらいました。
はじめはフェザントテイルニンフで釣り始めたものの、反応があまり良くなかったのでより小さく地味なミッジラーバ系の黒いフライに変えたところ美しいニジマスをキャッチできました。
ちなみにロンさんはフライフィッシング歴40年の大ベテランで、キャスティングもナチュラルドリフトのテクニックも見事でした。
今まで米国以外のどんな国でフライフィッシングをしてきたのか尋ねると、ニュージーランド、アイルランド、ノルウェーとのことです。
僕のフィッシングトリップに参加してくださる米国人のアングラーは非常に高い確率でニュージーランド釣行を経験なさっています。僕も行ってみたいなぁ(笑)。
それはそうと今回の釣行は冒頭でも書いた通り、トラウトのコンディションはかなりナーバスで、経験豊富なロンさんをしてもなかなか思い通りに行きませんでした。
フライをつつくようにして逃げ去る魚にため息することも多かったのですが、それでも何匹かのヒットを得て、また何より富士山の麓の非常にピースフルな環境でのフライフィッシングを堪能していただけたようです。
イブニングタイム。十分な数とは言えませんが、大型のコウノマダラカゲロウの出現に伴ってやや大胆なライズも現れるようになりました。
ただし激しいライズが確認できるのは流れの強いところ。これはコウノマダラのスピナーではないな、と判断してしばらく観察すると白いメイフライのダンが見られるようになりました。恐らくライズはこちらだろうと判断してライトケーヒルを強い流れに乗せて流すと・・・、ブラウントラウトが飛び出してきました!
また、ライズの中、ドライフライをピックアップしようとした瞬間に当たって来る魚もいたことから、魚が追っているのは水中で動き回るニンフだと判断してフライをウェットフライに変え、ダウン・アンド・アクロスで流すと立て続けにニジマスをキャッチすることもできました。
大型の魚は残念ながらヒットしませんでしたが、それでもこの「ジョック」のようなトラディショナルなウェットフライで釣れると感慨もひとしおです。
ところで、この釣行に向けた打ち合わせの段階から、ロンさんは魚拓についてとても興味があるという話を伺っていました。
そこで簡易的な魚拓キットを持って行き、彼が最初に釣った魚で魚拓を取ると非常に喜んでもらえました。
これは外国人に限らず、子供たちにも楽しんでもらえそうなので、これからいろいろチャレンジしてみようかと思います♪
そろそろフライフィッシングのベストシーズンと言って良いと思います。
皆様も良きフライフィッシングを。 Tight line!
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