例年、晩秋のこの時期になると「オイカワの川」へ出かけます。
僕の鱒釣りのホームウォーターの下流に位置する川なので、交通量の多い国道脇を流れる川にしては透明度の高い水が魅力でもあります。
昨年、この川でキジに出会ったのですが、今回も(昨年とは別のポイントで)出会うことができました。
しかも今回は番(つがい)です。
雄が最初にバサバサと目立つように現れてから、雌が静かに出てきました。営巣していたのかもしれません。
雌は少しの間雄に寄り添ってからひっそりと隠れていきました。
雄鳥だけ少しの間動画に収めることができました。
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当然と言えば当然なのですが、一年ぶりに訪れた川は流れが大分変わっていました。
今年は夏の終わりに大雨が続いたので影響が顕著です。
そこで今日は川の様子を見ながら3箇所ほどのポイントで愉しみました。
最初のポイント。 非常に浅い流れがいくつにも枝分かれしているうちの一つ。 手前の瀬と、奥にも瀬があってその間のプールで魚影が確認できました。 ただし水深が最大でも10cmほどしかなくて、こういう場所は魚がすぐ群れ が散ってしまうので2、3尾釣ったらすぐ移動です。 |
あまり魚に近づき過ぎないようにして、奥の瀬の払い出し付近で釣った魚。 オイカワドライでテンポ良く釣っていきます。 |
これは2番目のポイントで釣った魚です。 動画の2番目に映っているポイントです。 ここでもやはり7~10m位のキャストを心がけて、 魚から離れてオイカワドライで釣りました。 |
ここは3番目のポイントで広くゆったりと流れているエリアです。 この写真の左側でキジと出会いました。 キジは小魚を食べる鳥ではありませんが、きっと居心地の良いエリアなんだろう と想像して、この何の変哲もない流れを探ることにしました。 |
ここではダウンクロスにピーコックニンフを流して釣りました。 |
この最後のポイントではピーコックニンフだけで通しました。 ちなみにヘッドが赤いのはプロトタイプのためです。 |
秋が深まってくると、寒くて億劫になることも多いですが、 川で受ける凛とした空気の清浄感は耐え難い魅力でもあります。 |
オイカワに限らず僕が釣りをするフィールドの多くが山里を流れる川ということもあって、毎年1度か2度野生のキジやウズラを見かけます。
フライフィッシャー的に言えば「フェザント pheasant」や「パートリッジ partridge」ですね。
ほかにもカワセミ、セキレイ、カワガラス・・・。その気になればたくさんの野鳥に気付くことは難しくありません。
フライフィッシングは釣りそのものはもとより、その場所の環境全体と一体になる遊びです。
オイカワは釣るのが難しい魚ではありませんから、釣だけにのめりこむのではなく、一歩引いて俯瞰した眼差しで流れに接するのもまた一興ではないでしょうか。
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