ゴールデンウィークの頃の渓流スタイル。 キャップ、偏光グラス、レインウェア(上着)、ウェーダー+ブーツ。 |
- 帽子: 好みでキャップでもハットでも。
- 偏光グラス: 水面の反射によるギラつきを抑えてくれます。また釣り針を振り回す訳ですから安全面からも必須です。
- 長袖シャツ: 真夏でもフィッシング中は長袖シャツが無難です。日焼け、虫刺され、擦り傷などご注意を。
- レインジャケット: 山の天気は変わりやすいとはよく言われることですが、全くその通りです。どんなに晴れていても、また天気予報は一日快晴と言っていても、レインジャケットは必須と思うべきです。
- フィッシングベスト: 必ずしもベストが必要なわけではないですが、あると便利であることは間違いありません。お好みで。
- ウェーダー: 他の釣りと大きく異なるのは川の中に入って釣りをすることが多いということでしょうか。もちろん川に入ると魚に警戒心を与えることになるので、なるべくなら川に入らずに釣りをするべきですが、フライフィッシングの場合やはりバックキャストのスペースが必要になることが多いのでブッシュの影響を受けにくい川に立ちこんで釣ることが多くなります。ウェーダーには長さによって「ヒップブーツ(ヒップウェーダーとも言う。太ももまでの長さ)」、「ウェストハイ・ウェーダー(腰までの長さ)」、「チェストハイ・ウェーダー(胸までの長さ)」があります。
- ウェーデングブーツ: ブーツと一体になったウェーダー(ブーツフット・ウェーダー)もありますが、渓流などのように長い距離を歩く場合はブーツフットよりもストッキングタイプのウェーダー+ウェーディングブーツの方が楽です。
落差が小さく比較的平坦で小規模な川ではヒップウェーダーも便利。 |
- ウェットゲーター: 真夏の渓流などウェーダーでは暑くて仕方が無い時はウェットゲーターで身軽に川に入ることも多いです。
【盛夏の渓流】 キャップ、長袖シャツ、即乾パンツ、ネオプレンゲーター+ウェーディングブーツ |
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【ウェーダーについて】
フライフィッシングを本格的に楽しむ上では何らかのウェーダーが必須となることが多いです。
ウェーダーの種類は長さによって前述の通りですが、素材も幾つか代表的なものがあるので簡単にご紹介しておきます。
- ナイロン: 価格的に最もリーズナブル。防水性は十分ですが、内部が蒸れるのは仕方がないところです。ヒップブーツまたはウェストハイの長さで消耗品と割りきって選択するのも良いでしょう。
- 透湿防水素材: 代表的なものではゴアテックスですが、幾つかのメーカーが同様の機能を持つ素材を作っています。完璧に蒸れが解消されることはありませんが、快適さはナイロンの比ではありません。高価格がネックになりますが、予算上の問題がクリアできるならお勧めです。
- ネオプレン: ウェットスーツ同様の素材で防水性・防寒性に優れます。渓流の釣りでは水に浸かりっぱなしということはあまりありませんが、湖でウェーディングする釣りでは冷え対策として特に寒冷期にはお勧めです。
- ゴム(ナチュラルラバー): もはや一般的とは言えないですが、クラシックなスタイルが好きな方には妙に心惹かれるデザインと言えます。防水機能は十分ですが、蒸れそして重さはデメリットと言えます。普通は選択肢には含まれないことが多いでしょう。
ちなみにウェーダーを着用する際のインナーには、蒸れや万一浸水した際のことを考慮して化繊の衣類がお勧めです。
僕自身は夏はラッシュガードパンツ、気温・水温が低い時はフリースパンツを履きます。
ジーンズやチノパンなどは避けたほうが賢明です。
ウェーディング中の転倒は場合によっては深刻な結果につながることがあります。
ウェーディング・スタッフ Wading staff という歩行を補助する杖も販売されています。場合によってはこういった装備を備え、くれぐれも安全第一でフライフィッシングをお楽しみください。
【より安全に楽しむために】(2017/05 追記)
渓流釣りを楽しむのであれば、相応のリスクマネージメントを心がけるべきでしょう。簡単なファーストエイドキットや救急用のホイッスルは常に身に着けるべきです。
特に、エマージェンシー用のホイッスルは持っていない方が多いですが、万一のために必ずすぐ使える状態で持つべき装備です。
渓流の流れの近くでは人の声は流れの音にかき消されてほとんど届きません。山奥や谷底ではスマホや携帯電話の電波が届かない場合も多々あります。万一、足を怪我することにでもなり歩けなくなったとしたら、自分の頭上の林道を歩く可能性のある他の釣り人やハイカーに助けを求める手段としてはホイッスルしかないと思った方が良いです。実際にこの種の釣り人の事故は起きています。
高価なものではないので、エマージェンシー用のホイッスルを必ず持参してください。
一例として僕がいつも持ち歩いている救急用の装備を挙げておきます。ご参考になれば幸いです。
ウェーディング・スタッフ Wading staff という歩行を補助する杖も販売されています。場合によってはこういった装備を備え、くれぐれも安全第一でフライフィッシングをお楽しみください。
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【より安全に楽しむために】(2017/05 追記)
渓流釣りを楽しむのであれば、相応のリスクマネージメントを心がけるべきでしょう。簡単なファーストエイドキットや救急用のホイッスルは常に身に着けるべきです。
特に、エマージェンシー用のホイッスルは持っていない方が多いですが、万一のために必ずすぐ使える状態で持つべき装備です。
渓流の流れの近くでは人の声は流れの音にかき消されてほとんど届きません。山奥や谷底ではスマホや携帯電話の電波が届かない場合も多々あります。万一、足を怪我することにでもなり歩けなくなったとしたら、自分の頭上の林道を歩く可能性のある他の釣り人やハイカーに助けを求める手段としてはホイッスルしかないと思った方が良いです。実際にこの種の釣り人の事故は起きています。
高価なものではないので、エマージェンシー用のホイッスルを必ず持参してください。
左:市販のファーストエイドキット(救急セット) 右上段:ホイッスル、熊鈴 右下段:ポイズンリムーバー、バンドエイド |
一例として僕がいつも持ち歩いている救急用の装備を挙げておきます。ご参考になれば幸いです。
- ホイッスル (ラニヤードに着けて常に首からぶら下げている。)
- バンドエイド数枚 (チャックできる小さなビニル袋に入れ、すぐ取り出せるようシャツのポケットに。)
- ポイズンリムーバー (マムシ対策として、釣り仲間の医師が自作してくれたもの携帯。)
- 市販の小型ファーストエイドキット (バンドエイドはもちろん、ハサミや包帯、塗り薬などがセットになっている。ただし里川などでは持参しないことが多い。)
- 熊鈴 (効果の程は分かりませんが、お守り的に持参しています。ちなみにクマの生息域と言われる渓流でイワナ釣りをする時は、不定期にホイッスルも吹き鳴らしています。)
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