2019年3月18日月曜日

都は春のマルタなりけり

昨年初めてマルタウグイを釣ってすっかりその虜になってしまったというアダムさんのお誘いで、6年ぶり(過去の写真記録を調べました)に多摩川の春の風物詩マルタウグイ釣りを堪能しました。



産卵のために群れをなして遡上してきた魚を釣るわけですが、ポイントさえ見つけてしまえば釣り自体に難しい事はありません。
フライをしっかり沈めてまっすぐに流すだけです。


コツといえばこれだけですが、フライを浮かせたりスイングさせてしまうとスレがかりしてしまうので、キチンと口にフッキングさせるにはそのことを強く意識して徹底させる必要があります。
そのためには重めのスプリットショット(ガン玉錘)などを使ってフライを浮かせないことで、また確実なのは魚の上流に立ちダウンストリームでまっすぐフライを流し込んでやることです。


ところがこの日僕はその重要なスプリットショットを忘れてしまいました。
フライ自体はウェイテッドのニンフなので一応沈むのですが、ショットを噛ませないとリーダーが浮いてしまいフライの重さだけでは底付近を狙うことが難しくなります。

 

そこで僕はアップストリームでパラシュートキャスト風にフライを落としリーダーが流れに浮かないよう注意しながら釣りました。
僕はインジケータを用いず、ラインの動きで当たりを取りましたが、インジケータを使っている人も多いようです。
これはまあどちらでも自分の釣りやすい方で良いと思います。


フライを悩む方もいるようですが、マルタウグイに関しては正直なところある程度目立つものならなんでも良いと思います。
エッグフライでも良いしウーリーバガーやマラブー系でも良いと思います。重要なことはウェイテッドであることです。



一尾一尾狙って真剣に釣るような釣りではないですが、のんびりと大型の魚を釣ることができるのは貴重ですね。
ゴールデンウィークくらいまでは狙えると思いますが、東京の川でもありますし今後非常に多くの釣り人で混雑するとおもます。



タックルは遠慮なくヘビータックルが使えます(笑)。その意味でも貴重です。6-8番ウェイトくらいが適していると思いますが、お好みでどうぞ。僕は8番を使いました。
まれに渓流用の3番位で釣る方もいらっしゃいますが、釣り場の状況を選んで考えていただければと思います。小さな個体でも40cm以上の魚ですから多くの釣り人が集まっているような場所では・・・。
肩肘張らない釣りです。是非譲り合いながら楽しんでください。


Tight lines!

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