2学期制の娘の学校の秋休みを利用して西表島へ旅行してきました。
当然フライフィッシング・タックル一式は必須ですよね♪
3泊4日と短い旅でもあるし、また家族旅行中に釣りに充てられる時間は短いので大げさな準備はできません。家族の冷たい視線を最小限に抑えつつ自分なりに満足する釣りを楽しみたい!
そこで今回は5番タックルに、フライはポッパーとシュリンプ中心にボックスは1個。装備は全てヒップバックに入るだけとします。アレコレ考えるときりがないのでフライフィッシングは割り切りが肝心です。
まずはボートからマングローブの河川を釣ります。「浦内川観光」さんの「ルアーフィッシングツアー」をフライフィッシングでアレンジしていただき、イブニングタイムを狙いました。ガイドの近藤さんによると今年は夏の間は台風の影響が少なく、高水温が続いたためマングローブジャック(ゴマフエダイ)が好調だったものの、ここ数週間で連続して台風が来たため若干水温が下がり、今はチヌの方がメインになりつつあるとのこと。
まずはボートからマングローブの河川を釣ります。「浦内川観光」さんの「ルアーフィッシングツアー」をフライフィッシングでアレンジしていただき、イブニングタイムを狙いました。ガイドの近藤さんによると今年は夏の間は台風の影響が少なく、高水温が続いたためマングローブジャック(ゴマフエダイ)が好調だったものの、ここ数週間で連続して台風が来たため若干水温が下がり、今はチヌの方がメインになりつつあるとのこと。
そこでポッパーでマングローブの根本や時折現れる岩の影をピン撃ちしていきます。もうそこら中好ポイントだらけでどこを狙うか迷ってしまうのですが、それはキャストしまくるしかありません(笑)。
すると時折水柱が立つような激しいストライクがあるも、ヒットには至らず。
この茶色い水の写真はターポンのスクールが見られるという支流なのですが、確かに水面にそれらしき三角ヒレを確認できたもののフィッシュオンとはなりませんでした。
ちなみにターポンは音を嫌うとのことで、ストリーマーの方が良いようです。
さて、ボートに乗って1時間くらい経った頃かな。待望のヒットは、やはりマングローブの根本。ポッパーをキャストしてすぐにリトリーブ。大き目のスプラッシュが立つようにアクションさせると後ろの水面が盛り上がって波打つように魚が近づいてくるのがわかりました。
直後、スローモーションを見るように激しいストライク!今度こそフィッシュオン!!
グイグイ引くファイトにマングローブの根に入られないよう、しっかりロッド立ててバッドパワーを効かせて対応します。いやぁ、楽しいっ!(笑)
ネットインした魚は狙い通りのチヌ。銀ぴかの良い魚で、アベレージよりちょっと大きめとのことでうれしいです♪
さぁこれから日暮れが本番・・・というところで上流に向かうに従い徐々に水量が増え濁りがきつくなり・・・。
どうやらこの日の昼間に降った強い雨がこのタイミングで川に流れだしてきたようです(涙)。その後は同じようにしつこくポイントへキャストし続けるも全く反応なし。そのまま日没&終了となりました。
まぁ釣果的には少々残念ではありますが、マングローブの釣りの魅力は十分伝わりました。マングローブジャックやジャングルパーチは次回ということにしましょう!
翌朝。今度は早起きして文字通り朝飯前のフライフィッシングです。
この時期はもう日の出が遅く、6時頃でも真っ暗なままで、日の出は6時半に近くなってからです。8:30の朝食には戻って家族との朝食を一緒にしないと家庭内の平和が保たれないので(苦笑)、釣りの時間は正味2時間弱。。
う~ん・・・厳しいけれど、これは割り切って短時間釣行に集中するしかありませんね。
急いで目星をつけた釣場へ向かい・・・といってもホテルから徒歩15分くらいの、昨夕ボートで遡ったマングローブ河川の河口です。
どうやら丁度潮が引き切るくらいの時間帯だったようで、何か所かでボイルも確認できます。もちろんどんな魚が釣れるのか全く分からないのですが、とりあえずバルサヘッドのポッパーをキャスト。
活性は高く、何度かポッパーへのアタックもあるのですがフッキングしません。。
ジャンプはしないけれどなかなかパワフルな引き。さてさてどんな魚か・・・とよせてみると縞々ボディのなかなか格好良い魚。引きの強さの割には小さい魚でした。
ちなみに帰宅後調べると「コトヒキ」という魚だそうです。僕ははじめての魚ですが、関東辺りでも釣れるのだとか。
次にジャングルっぽいポッパーにしようかな(笑)、とグリーンをチョイス。
フィールドはマングローブが岸に生えている河口域なので、基本的にはシャローです。キャスト後は定まったポーズもなく、すぐにリトリーブを始めます。
と、ほどなく2尾目もヒット。
辺りが明るくなると喧しいまでのセミの大合唱。セミがいるならシケーダ―フライだよねぇ(笑)とフライを結び変えると、当然シケーダ―でもヒット。ただしなぜか最小サイズ(苦笑)。
シケーダ―といってもここでは木の根元にキャストした訳ではなく、川の沖に向かって投げていたので、水面に落ちてからちょっと強めに引いてポッパー風に使いました。
さてサーフェスゲームを楽しんでいると、いつの間にかボイルも収まってしまいました。完全な潮止まりかもしれません。しばらく釣り続けたのですが、反応なく時間ももったいないので、ちょっと場所を移動することに。
上流に向かって幾つか支流の流れ込みを超えて移動すると、それまでよりもハゼの数が目に付くようになりました。
そこでハゼっぽいフライがないかボックスを確認すると・・・タンカラーのシュリンプ系フライがありました。これでハゼのイミテーションになるかな?とキャスト。
ま、ハゼパターンかどうかは分かりませんがちゃんと釣れます。
後が続かないので再び場所を移動すると小さなカニの大群に遭遇。
「あ、コレだなっ!」と直感的にわかった気がします。マングローブの干潟の魚を支えているのは恐らくこのカニたちです。
カニパターンのフライは持っていないので、何となくサイズが合って使えそうなブラウンのクレージーチャーリーをチョイス。
底をカニが歩くようなイメージでちょっとゆっくり目にリトリーブすると・・・
フィッシュオン!思った通りの釣果にうれしさ倍増。
同じ魚しか釣れないので、いちいち写真は撮りませんでしたがそれなりに連続ヒットを楽しみました。
気付くと周りのシャローエリアでボイルが幾つかできていて、やはりカニがキーになっているのかもしれません。
ちなみに一番数を多く釣ったフライは下の写真にある「エビ」です!
このフライはボトムに限らず水中をファストリトリーブしても効果的でした。
さて、今回たくさん釣ることができたこのコトヒキですが、僕は初めて釣った魚だったのでとても楽しむことができました。
どうやらルアーやエサ釣りでは外道とされることが多い魚のようですが、これは正直フライフィッシング向きの好ターゲットです。
幾つかその理由をあげると・・・
- まずシャローでスクールを作って泳いでいるので、ふらっと岸から釣りを始められ、遠投の必要がない。
- 非常にアクティブでサイズの割には引きが強い。
- フックサイズにして8番~10番と言った、ソルトウォーターでは小型のフライがメインとなるのでライトタックルで釣りができる。
- ロータイド(干潮)の時間帯にボイルを探して、狙っての釣りなので、トラウトのライズフィッシングに釣りの展開が似ている。(=ソルトウォーターの特別な知識やスキルが必要ない!)
- つまり、僕のように家族旅行の片手間でも十分フライフィッシングが楽しめる!
家族がいる場合、釣りに限った遠征というのはなかなか計画が立てずらいものです。そんな時、リゾート地で「ついでに」釣りも楽しんでしまうというのはいかがですか?!
大切なことは例え本人は本気でも、同行する家族には「ついで」だと思わせることです!(笑)
決して釣竿を3本も4本も準備してはいけません(笑)。パックロッドと最小限の装備でスマートにやりましょう♪
では健闘を祈ります。
Have a good trip and tight line!
家族サービスと趣味の両立は、その計画段階から楽しむことができますよね。
返信削除それにしても、立派なチヌで羨ましい。いつか、海でのフライフィッシングに挑戦したいと思っています。
最近はチヌ、キビレのフライフィッシングも人気な様ですが僕はフライで釣ったのは初めてだったので楽しかったです。
削除フライの後ろから水面を波立たせて追いかけてくる様子はまさにプレデターでしたね。是非トライしてみてください!