昨日(11/17)は米国から来日した台湾系米国人のジェイソン君と一緒に養沢毛鉤専用釣場へ行ってきました。
秋も深まり紅葉シーズンの間最中。渓を彩る秋の装いが目を楽しませてくれますね。
ジェイソン君はテンカラに限らず魚釣りビギナーで、今まで経験したすべての釣りを数えても5~6回とのこと。2回は海の船釣りで、それ以外はミミズでスモールマウスバス釣りだとか。
その彼がニッシンの日本製テンカラ竿とレベルラインを持って来日し、是非日本でテンカラを学びたい!と言ったのでした。
ちなみに道具は全て米国のアマゾンで購入してきたそうです。
テンカラに興味を持ったきっかけは、仲の良いアウトドア仲間がすでにテンカラ狂いになっていて、何日もかけてトレイルを歩くトレッキングの最中にテンカラでブルックトラウトやブラウントラウトを釣り上げては見せびらかすものだから、ジェイソン君もついついその気になってしまったのだとか。
自分の釣竿は持ってきてもまだ使ったことはないとのことなので、釣竿の伸ばし方から穂先のリリアンにラインを結ぶ方法(投げ縄結び)、毛鉤を結ぶユニノットなど一通り教えてから実践に入りました。
魚の付き場、毛鉤を投入する位置や流し方、それにポイントに対しての立ち位置などを実際のポイントの前で釣りながら教えます。
テンカラの場合、フライフィシングと異なり、全く初めてでもキャスティング練習にかける時間がほとんど必要ないので気軽に始められますね。
テンカラのベーシックスキルはフライ同様ナチュラルドリフトで良いと思いますが、ラインが受ける抵抗が少ない分、流しやすいですし、ビギナーにとっての操作も比較的簡単です。
それにテンカラ用の毛鉤はフライフィッシングでいうところのソフトハックル・ウェットフライと考えれば良いので、すると自動的に(?)釣れてしまうということも割と頷けますね。
魚の反応も良くはなくスローな展開で難しかったのですが、それでも釣れる魚は強い流れの周りにいました。やはり寒くても餌を追う元気な魚は流れに付くようですね。
まあ何はともあれ、ご存知のように一般的な渓流シーズンはすでに終了していますから、この時期に紅葉を楽しみながら渓流の鱒釣りができるのは幸せですね。
ジェイソン君も日本の晩秋の自然を楽しんでくれたと思います。
釣り終えて、ログハウス(管理棟)の薪ストーブで暖を取りながらコーヒー片手に語り合うのもまた楽しい釣りの一部です。
是非、今度は盛期に日本でテンカラを楽しみたいと言ってくれたので再会が楽しみになりました。
フライフィッシングでもテンカラでも、或いはルアーやエサ釣りでも方法は何であれ、結局求めているのは自然の中に身を置いてリラックスすることなんだと思います。
ピースフルな良い一日でした。
皆さんも良き釣りを。Tight line!
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